世界最小・最軽量の32bitフロート録音レコーダー「ZOOM F2-BT」開封からお試し録音まで
by 941
2020年11月発売ながら、現在もポッドキャスターで根強い人気の「ZOOM F2-BT」を入手したので、ファーストインプレッション的に様子をお届けします。

超小型なのに高性能なフィールドレコーダー
ZOOM F2は手のひらサイズで超小型なのに「32bitフロート録音」という、小さな音から大きな音まで設定をしなくても音割れせず録音が出来るという「一体どうなっているんだ?」と思わずつぶやいてしまう最新の技術が搭載されています。
重さはわずか32g(電池除く)で、インタビューなどで使えるラベリアマイクが付属しています。
設定などは一切なくシンプルなUIなので「音割れしない?32bitフロートってなに?難しそう」という方もすぐに使い始められる、とてもシンプルで高機能な製品です。ちなみに32bitフロートについては大変わかりやすい解説動画がYouTubeにあがっているので是非そちらをご覧ください。
→ 【わかりやすく解説】「32bit フロート録音」ってなにそれ?おいしいの? – YouTube
開封の模様

保証書&説明書、本体、ラベリアマイクが同梱されています。購入後、公式サイトで登録をすると製品の保証が3年に延長されます。

本体は手のひらサイズ、とても小さいです。

別売りの単4アルカリ電池を2本装着して準備完了です。
右上の赤い丸ボタンを押して録音開始、もう一度押して録音終了とシンプルな操作です。録音中の誤操作を防ぐため、録音開始後はHOLDにしておくといいようです。

本体上部は、データ転送用のUSB Type-C、確認用のイヤホンなどを接続する3.5mmのイヤホンジャック、マイク接続のための3.5mmイヤホンジャック、となっています。

本体下部にはmicroSDスロットがあります。本体のみでは録音ができず、microSDが必要になるので注意してください。
iPhoneと接続してみる
F2-BTはBluetooth対応なので、iPhoneと接続して操作や設定ができます。

画像左:公式から提供されている「F2 Control」を開いてF2-BTの電源を入れると、アプリ側に認識されるので接続します。
画像右:音量のモニタリング、各種操作、設定などができます。microSDのフォーマットなどもアプリから可能。
パソコンと接続してみる
本体とパソコンをUSB Type-Cで接続してみます。

外部メディアとして「F2-SD」が認識されます。ファームウェアのアップデートなどは接続して行うようです(購入時に最新ファームだったので操作不要でした)
画像でいう「210319_001.WAV」のように、フォルダの最上位階層に録音データが置かれていきます。

公式から配布されている「F2 Editor」の画面です。F2-BTを接続した状態で起動するとこのように一部の設定ができます。音声の編集などはできません。
とりあえず録音してみる
とあるポッドキャストのイベントがあったので、屋外で録音してみました。

このような距離感で、3人で集まっているところの中央にラベリアマイクを手持ちで録音してみました。
簡単に編集をしてみる
録音したデータをパソコンに取り込み、オーディオ編集ソフト「Adobe Audition」で簡単に編集をしてみました。録音された元ファイルのサイズは、12分ほどの録音を行って140MBほどでした。

F2-BTで32bitフロート録音した音声ファイルは全体的にゲインが小さいのが特徴のようです。全体的にゲインをあげて、波形が特に大きい部分(笑い声)のゲインを下げるなど数分程度の簡単な編集をしました。
F2-BTでのお試し録音データ
完成したのがこちらです。
サッと録れて、簡単な編集しかしていないわりにかなりよい仕上がりではないでしょうか。手のひらサイズでフォールドレコーディングやインタビュー収録にも活躍してくれそうなF2-BTは現時点で大満足です。
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