Galaxy S24シリーズ、アメリカでの予約は上々

サムスンは1月17日(アメリカ時間)にGalaxy S24シリーズを発表しました。アメリカでは同日からさっそく予約が始まっています。今回、取材のためサンノゼに数日滞在していますが、予約状況はどんなものかなあと地元のキャリアのお店に行ってみました。

サンノゼの中心部から車で10分程度、サンタクララにある大型ショッピングモールの中にあるT-Mobileのお店に行ってみると、サムスンのロゴのシャツを着たプロモーターの方が「新製品がでているけど、説明しようか?」と声をかけてくれました。AI機能がスゴイよと、Galaxy S24シリーズの最も特徴的な機能をしっかり説明してくれるようです。

店内はあまり広くないものの、一角にGalaxy S24コーナーを設置。実機はGalaxy S24 UltraとGalaxy S24+が展示されており、この2機種を使ってデモを行ってくれました。なおスタッフはみなGalaxy S24のロゴが書かれたシャツを着ており、店を挙げてプロモーションを行っているようです。昨年はサンフランシスコで発表会が行われ、直後に市内のT-Mobileストアへいったところ同じような状況でした。話題の新製品ということでキャリアも販売に力をいれるのでしょう。

Galaxy S24 Ultraはチタン製フレームの肌触りも心地よく、握った感じも高級感が味わえます。Sペンを使った書き心地も従来製品同様にスムーズで、手書きした文字のテキスト化もかなり正確に行ってくれます。日本語の手書きにも対応しているので仕事にも十分使えますね。さらに望遠カメラはGalaxy S23 Ultraの3倍+10倍から、Galaxy S24 Ultraは3倍+5倍の組み合わせに変わったものの、5倍カメラは5000万画素と高画質になりました。Galaxy S23 Ultraの光学10倍よりもGalaxy S24 Ultraでのデジタル10倍(光学5倍 x 2)のほうが仕上がりが美しいそうです。

販売価格はGalaxy S24 Ultraが1299ドル(約19万2000円)、Galaxy S24+が999ドル(約14万8000円)、Galaxy S24が799ドル(約11万8000円)です。「今予約したら1月31日に受け取れるよ」と言われましたが、残念ながらその前にアメリカを離れてしまいます。なおT-Mobileで契約しているアメリカ在住の人ならば、端末下取りを含む最高1000ドルの割引を受けるプロモーションも提供されます。

ちなみに前日のGalaxy Unpackedのあと、このお店にはさっそく事前予約に来たお客さんが何名かいたとのこと。AI機能に最も注目が集まっているようで、多言語の翻訳やテキストの要約など実際に「使える機能」を搭載したことで興味を持ったお客さんが多いそうです。自分もこの店舗で改めてそれらの機能を使ってみましたが、例えば今回のように海外出張や海外旅行に出るとGalaxy S24シリーズの通訳機能は十分使い物になります。オンデバイスAIなのでオフラインでも使えるのが便利で、実機を購入して翻訳機として使いたいなあなんて贅沢なことも考えてしまいます。

さてGalaxy S24シリーズの日本発売はまだアナウンスがありませんが、おそらく4月になるのでしょう。グローバルでは1月末に発売になるので、香港在住の筆者は海外版を買ってしまおうかと思いつつ、端末価格も20万円近くになることを考えると日本のキャリア経由で購入したほうがいいかな、とも考えてしまいます。翻訳や要約機能だけではなく、画像加工処理にも優れた端末だけに、Galaxy S24 Ultraは是が非でも入手したいものです。

サムスンは1月17日(アメリカ時間)にGalaxy S24シ…