高齢の母のスマートフォンをガラケーへ機種変更

70代後半の私の母は、2年ほど前にauのかんたんケータイから楽天モバイルのスマートフォン「AQUOS sense4 lite」に変更してスマホデビューしたものの、スマートフォンに慣れることができずに使いづらく苦労するため、本人の要望でガラケータイプの端末に戻ることにしました。

左は今回購入したauの「GRATINA KYF42」、右は今まで使っていたAQUOS sense4 lite、

秋葉原で中古の白ロムを購入。保証付きが安心

私が端末の入手と手続きを頼まれたわけですが、低予算ですませるために白ロムを探しに秋葉原に行きました。数軒見て回ったところ、U&JMac’sでリース落ちと思われるauの 「KYF39」(2019年の製品)が約2500円で外見も綺麗だったものの無保証。

筆者は過去にも同店で無保証のモバイルWiFiルータや予備機用のスマートフォンを購入して問題なく使えているものの、今回は母が使用するので無保証は不安があります。

イオシス路地表店でauの「KYF42」(2021年の製品)のCランクが在庫1台5980円で出ていたので、これを購入することにしました。外装以外は3か月保証とのことで一安心です。

中古端末は電池の劣化具合が不安ですが、元々ガラケーはスマホに較べて電話持ちがいいこと。また電池を取り外せる構造なのでいざとなれば電池交換が容易なのは安心です。

Cランクなので外装に若干キズがあるものの許容範囲内とします。

購入したのは端末のみで充電アダプターや説明書等はありません。充電はType-C充電なのでAQUOS senseと同じものが利用可能、説明書は必要に応じてauサイトからPDFをダウンロードできます。

低速使い放題プランは通話・メール中心のガラケーにぴったり

回線の方は、今まで利用していた楽天モバイルの「Rakuten Link」による国内無料通話が決め手で選びましたが、ガラケータイプの端末ではRakuten Linkが使えないため国内無料通話ができず、楽天モバイルを続けるメリットはありません。

筆者がすでに回線を持っているMVNO事業者のmineoでは300kbps使い放題(平日12~13時は32kbps)で660円の「マイそくライト」という料金プランがあり、ガラケータイプ端末で通話・メール(+α)で使用するには最適。更に筆者と家族割引を組むことで1回線55円割引が適用できます。利用するネットワークも大手3社に対応しているので、今回はau端末なのでau回線を選択します。

また、端末の標準通話機能を使用した10分かけ放題(+550円)、時間無制限かけ放題(+1210円)のオプションもあるため、楽天モバイルに較べ月額の値段は上がるものの無料通話が実現できます。

母はLINEを利用しておらず、姉妹や友人と長電話をすることもあるので、やはりかけ放題があると安心です。またデータ通信も300kbpsという低速ながら使い放題なので料金を気にせず使えます。

幸い購入した端末のKYF42はWiFiに対応しているので、ソフトウェア更新など大容量のデータ通信を行う際は自宅のWiFiに接続して対応できます。

なおmineoには32kbps使い放題で月額250円の「マイそくスーパーライト」という更に安価なプランもあるものの、画像付メールをやり取りする可能性等も考えると流石に32kbpsは心もとないです。

楽天モバイルからmineoへのMNPはワンストップサービス対象でWeb上で完結できました。楽天モバイルを転出する際の注意点として、料金の日割適用はなく解約時点のデータ利用量に応じた料金がかかります。またmineoの新規契約は日割となるものの、かけ放題オプションは初月無料で月途中に契約した場合無料期間が短くなるのも注意点です。

なおau端末をMVNO契約で使うため、メールはSMS(+メッセージ)は使えるものの、au標準のメール機能は使えません。ただ今回購入したKYF42にはPCメールアプリがプリインストールされており、標準メールに近い操作感で使えます。Googleアカウントを設定することでGmailも使えます。

F1~F3のショートカットキーや画面のウィジットに「PCメール」を設定することで簡単に呼び出して使用できます。標準メールの他に「auナビウォーク」など一部のプリインアプリは利用できませんでした。

電話帳はGoogleのアドレス帳を”.vcf”ファイルでエクスポートしたものをメールで送り、KYF42側でインポートしてそのまま移行できました。

高齢者にはまだまだガラケータイプの端末が必要

母に実際に端末を触ってもらったところ好感触。スマホでは電話の発着信も難儀することがありましたが、今度は大丈夫そうです。

今や世はスマホ時代、筆者の得意の鉄道界隈でも時刻表、運行状況の確認から乗車用ICカードまでスマホを持っていることが前提の施策になってきました。一方でスマートフォンを扱えない高齢者が取り残されたり、サポートに苦心する家族も巻き込んだ「高齢者のスマホ問題」も発生しているのではないでしょうか。

タッチパネルで直感的な操作ができるのがスマートフォンの特徴ですが、不慣れな高齢者にとっては時々表示される規約同意ダイアログや全画面広告など、表示される内容が毎回一定ではないため、「説明書を見ながらや操作手順をメモするなどして覚える」という旧来の習得法が通用しません。表示される画面を見ながら「画面を一通り見てそこからタップすべきボタンを探す」と都度判断するのは、高齢の母には難しそうですし、そもそも1日の中での使用時間が短く操作になかなか慣れない、という根本的な理由も感じます。

今回私も久々にガラケータイプの端末を触りましたが、操作性もよく、通話や短文のメール程度ならスマホにない使いやすさがあると感じます。

ガラケータイプの端末はまだまだ社会的に必要ではないでしょうか。

70代後半の私の母は、2年ほど前にauのかんたんケータイから…